2011/12/14

Whatever Works (2009)

偏屈爺さん
人生万歳!

Actors: Larry David, Evan Rachel Wood, Patricia Clarkson, Conleth Hill, Ed Begley Jr.
Directors: Woody Allen
ボリス(ラリー・デヴィッド)は、かつてはノーベル賞候補になりながら、今ではすっかり落ちぶれてしまった物理学者。ある夜、アパートに帰ろうとしたボリスは、南部の田舎町から家出してきた若い女性、メロディ(エヴァン・レイチェルウッド)に声をかけられる。寒さで凍える彼女を気の毒に思ったボリスは、数晩だけという約束で泊めてやることにするが、世間知らずのメロディは冴えない中年男のボリスと暮らすうちに、彼こそ“運命の相手”だとすっかり勘違いしてしまう。さらに、愛する娘の後を追ってメロディの両親が相次いで上京したことから、事態はますますややこしくなっていく。年齢も知能指数もかけ離れた二人の“ありえない”恋の行方は果たしていかに……。

76歳の御大すげーな、この年で70年代ウディアレンの軸がまだあるのが素晴らしい。
「人生は理論どおりにいかないし、愛は全てに勝たないし、永遠でもない。」
ミア・ファローとうまくいかなかったがスン・イーとは・・・となんか76歳御大の生々しさが残ってます。厭世観はあるが全てに否定的ではないのがハッピー。
「あなたが得る愛、与える愛、あらゆる幸せは全てつかの間だ。だからこそうまくいくなら“何でもあり”(Whatever works)だ。あなたが存在しているのも全てが“運”だ。何十億の精子のたった1匹が卵子と結合。それがあなたになった。考えるな発作を起こす。」